/note/social

「家事は大変」っていうアピール、ぶっちゃけ「残業をたくさんこなして頑張った」っていう武勇伝みたいな...

「家事は大変」っていうアピール、ぶっちゃけ「残業をたくさんこなして頑張った」っていう武勇伝みたいなもんなんで、共感を集めやすいけど、度を超すと「私は状況に合わせた判断やリソース配分やマネジメントができないマヌケです」っていう無能アピールになるのよね。

@kir_imperial

うちの会社が外資ってのもあるけど「家事が大変」みたいなアピールをバリキャリや外国人上司とかにすると、「こいつアホなのかな?」みたいなリアクション返ってくるからなぁ。そして「無駄に家事に使う時間があったら、勉強や趣味とか家族サービスとかに使いなさい」って窘められる。

@kir_imperial

あの人等、マジで「家事なんて必要最小限で良い、個人の貴重な時間を家事に費やす必要なんない、ひたすら効率化、省力化し、必要とあれば人雇うなりアウトソーシングなり金で解決しろ、時間は有限だ」ってノリで生きてるからなぁ。

@kir_imperial

以前、社内で「私生活における生産性の向上」みたいな講座やってたけど、出だしから「家事とは誰も楽しめない単調な作業の連続です」ではじまって、

@kir_imperial

食事に関してなんて「家はレストランではないので、料理は極力簡単なモノにしましょう。一週間分のメニューを予めいくつか作り、それをローテションしましょう。誕生日等に特別な料理を頼まれた場合、難しければお金で解決しましょう。何であれ、相手が満足すればそれでいいのです。」だからな。

@kir_imperial

そういや、家事といえば「家事は大変なのに、何で家事労働は軽視されるんだ」的な事言う人が、同じ口で「家事なんて生活する上で、できて当然でしょ?」みたいな事も言ったりするんだけど、「だからだよ」って答えになるんだよなぁ。

@kir_imperial

古今東西、「誰にでもできる仕事」という風に見られた作業や労働って、実際に重要だったとしても重要視されず、低賃金に抑えられて、下に見られる傾向があるので、「誰でもできて当然の事」とすればするほど、家事労働は価値を見出されなくなるのよね。

@kir_imperial

そういう意味では「丁寧な生活」「クオリティの高い家事」を志向するのって、家事労働者の地位向上という意味では間違いではないのよね。でもまぁ女性の社会進出の本格化と、一人暮らしの男性の増加、昭和的な家庭観、仕事観の否定で、今の時代ではだいぶ難しいわな。

@kir_imperial