/note/social

暗黒メモ「ありがとう」

障害者は基本的に「弱者」であることから、健常者や社会システムに対して常に感謝することを(暗黙的に)強要されてきた・処世術として身に付けてきたというのは実際その通りだろう。

「そうしないと生きていけなかった」が抑圧体験を生み、それが被害者意識に転換する理路も理解できる。

とはいえ、現状それは仕方なくね? と言うのも事実で、人類が野生動物だった頃は容赦なく打ち捨てられていた存在を社会が包摂するようになったのは人類史で見てもつい最近のことである。

そして、現状は文字通り「手間暇かけて」福祉を提供している都合上、「感謝ぐらいしろよ」「過大な面倒をかけるな」という圧力が発生してもそれは仕方ないと言える。

この構造を解決するには、社会を改革するのではなく抜本的な改善が必要である。

具体的には全身義体を実用化することで障害者であっても健常者と同じ生活が送れるようになれば、このような不毛な議論が起きることはなくなり、障害者も自由に生きていくことが可能になる。

全身義体の早期実用化が望まれている。