リベラルはすっかり社会運動屋に汚染され、表現の自由を抑圧したり暴力を振るたり人を排除しているが、かつて1960年代は逆だった
当時の政府や指導者はリベラル的な運動をする人間に暴力を振るったり、自由な表現を抑圧したり、あらゆる組織から排除を行っていた
指導者達はリベラルを攻撃して排除した。その結果どうなっただろうか？ 彼らには権力があったから短期的には勝ちを重ね、リベラルを排除することが出来た
だが、その攻撃は指導者達への怒りや憎しみを広げていき、徐々に指導者達は求心力を失っていった。暴力・抑圧・排除で得た勝利は長続きしない
ではなぜ、かつて指導者達はリベラルに対して思想を否定し、言論を抑圧し、社会からの排除を試みたのだろうか？
それは簡単だ、今の社会から利益を得ている人間は、そうでない人間達が訴える新しい社会が怖いのだ
同じ現象を現代でも見る事ができる
現代の指導的立場の人間は、台頭してきた極右勢力の思想を否定し、言論を抑圧し、社会からの排除を試みているだろう？
それと同じことが1960～80年にも起こっていただけだ。いつの時代でも人は次の時代を恐れているんだ
抑圧や排除が逆効果なのは誰もが知っている。それで上手くいく方が稀だ。だが、人間というものは、ありったけの智慧を絞って「今回だけは排除した方が上手くいく理由」を絞り出すんだ
だが上手くは行かない。何故なら権力というものは使えば使うほど壊れて行くものだからだ
恐らく、今のままならリベラルは今世代中に、自分達が得た権力を振るい過ぎて、完全に破壊してしまうだろう
なら極右が次の時代の思想になるかと言うと、極右は政権を取った瞬間からリベラルの１０倍は権力を振るってすぐに自壊して行くだろうな
その後何が来るかは分からない。何時の時代も思いも寄らない新しいものが生まれてくるもんだ
だが「何が退場するか」は分かる。過去に退場したものと同じ過ちを犯しているなら、そいつは退場間際ってことだ