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育児の問題がおおむね母親の責任にされるのは、父親の責任にすると「なぜ好き放題にさせたのか? 父親として...

育児の問題がおおむね母親の責任にされるのは、父親の責任にすると「なぜ好き放題にさせたのか? 父親として社会の厳しさを教え、子供をきちんと鍛えなかったのか?」という話になるし、父親が本腰を入れると学校などいらない(父親が金の稼ぎ方を教えるので)という話になって不都合な人間がいるから

@satetu4401

典型的な父親の育児はゆたぼんみたいなもので、つまり金にならねー教育を切り捨て、家族にとって役に立たない人間を切って、役に立つ子供に資源を投入する、というロマンもクソもない現実的なものとなる。現実的だからこれは成功する

@satetu4401

だが、多くの教育ビジネス関係者および、いつまでもモラトリアムに浸っていたい現代人にとっては、現実的な育児が始まって、現実的な成功を収めていくのは不都合だ

@satetu4401

実在しない「子供の可能性」だとか「教育の先に訪れるすばらしい未来」といったものに皆が漠然と向かっている最中であるからこそ、何の役にも立たない自分を正当化できるが

いざ、父親が育児に参加して「お前の才能はこのくらいだから、これで稼げ」でホットドッグ屋年収800万円とかになられてー

@satetu4401

「○○ちゃんはホットドッグ屋だけど年収800万円で結婚してて家も買おうってのにアンタ何やってんだい?」って言われると困るんだ

だから、父親は育児に無関心で、母親は子供に飯だけ食わせて後は学校に丸投げ、という育児が続いて貰わないと困るんだわ

@satetu4401

つまるところ、父性に怯えているんだ

育児を妻に丸投げして子供を叱れない父親は、父性と和解できていないのである

父性は現実的で強靭で「可能性」だとか「役荷立つかもしれない」といったものを許さない。父親や父親的なものから問われる「今のお前はどうなんだ?」という質問に直面したくないのだ

@satetu4401

母性は子供の成長を喜ぶ、勉強が出来るようになったら褒めて、スポーツが出来るようになったら褒める。悲しいことがあったら寄り添って一緒に悲しむ

父性は違う。仕事は勉強やスポーツができても金が稼げなければ何にもならないという現実を突きつけ、子供を泣かせながら大人に鍛え上げるのが父性だ

@satetu4401

現代人、とくに知産層の「いつまでも子供でいたい願望」はひたすらに母性を求める。稼がない男、産まない女、こういう人間にとって父性は都合が悪い存在だ

だから、現代的な考えを持つ人間は、旧世代の父性については古臭いと否定するが、母性については「なんとしても存続しよう」とやっきになってる

@satetu4401

そうした現代人の利害が一致した結果として、育児の問題は主に母性と学校の問題にされる

父親がガンガン育児に参加して学校の教育方針に口を出すようになったら PTA どころじゃ済まない、そうなったら父親の知らない所で好き放題やれってたユートピアが壊れてしまうからな

@satetu4401

Youtuber が憧れの的になるのもその辺りに理由がある。彼らはずっと遊んでいて、ずっと子供のように見える。つまり父性の無い世界を構築している

Youtuber は視聴者に向かって「今のお前はどうなんだ?」みたいな質問は直接的にも間接的にもしてこない。稼いだ金もアホみたいな事に使って見せる

@satetu4401

逆に、現代人の多くは社会インフラを維持管理している人間の仕事からは極力目を逸らそうとする

実際に役に立っている人間と、そういう人間によって支えられている社会を見てしまうと、自分のいらなさに気づいてしまうからだ

@satetu4401

一理ありそう。

東浩紀が現実に打ちのめされメソメソと泣き言を垂れ流した後、保守を自称するようになったのが典型的というか。