そもそも昔から「大企業入社で一生安泰」ということ自体が、事実に反します。
全部が全部でないにしても、そこそこの規模の会社に入ると猛烈に勉強させられます。毎日の業務に加えて社内試験や社外資格取得が必須とされ、これをクリアできないと昇進はありません。早い段階での選別もあり、一度選別されると決まったルートを覆すのは至難の技です。身体や精神を壊して、戦線離脱を余儀なくされる方も多いです。なんとか「標準的」とされる階段をハアハア登ってやっと、まあ世間一般よりは少し良かったかな、という感想を持てる感じで、入社＝安泰では昔からありませんでした。
名門や最大手といえど繰り返される合併や併合の中で、従業員がその大波を泳ぎ切るのは並大抵なことではありません。この銀行の名前が、それをよく表していますね。最近まで「東京」が付いていたのですが。