無能な経営者っつーとブラック企業の社長が挙げられるんだけど、彼らはどちらかと言えば無能な経営者の尻拭いをしている有能な人間なんですよ
無能な経営者ってのは金に任せて有能な人材を強奪して他の産業全てを弱体化させる大企業の経営者なんですよね
有能な人間を金で引き抜いたあとには無能の集団が残る
儲かる仕事を有能な人間が独占すれば儲からない仕事が残る
無能な人間を率いて、儲からない仕事をする。こんなクソ条件、違法労働込みでも平凡な人間にはとても出来ないですよ。彼らは飛び抜けて有能な人間なんです
実際のところ、成功企業のヒストリーを見ていると「たまたま社会のニーズに合致した商売をしていたので成功した」という身も蓋もない結論に辿り着くものが多い。
社会のニーズ（消費者だけでなく国家戦略も含む）にマッチしていればとりあえず成功する。そこに経営方針や経営者の思想はあまり関係ない。だから社会のニーズが変われば一瞬で経営も傾く。
その意味では経営者が有能だろうが無能だろうが問題なく、成功企業には有能人材が集まるので経営陣の無能さはカバーされる。
で、成功企業からあぶれるような無能な人材をどう遇するかというのが↑のお話なのだろう。