貧乏人は高福祉を望む、すると高福祉のためにかかる大金を賄うために高税率が必要になり、その高税率が経済を衰退させることで、貧乏人はますます貧しくなる
そして税金で始めた福祉は大抵ゴミカスになる。何故なら競合相手が居ないからどれだけ非効率でも、なんならサボったって問題ないからな
そうして福祉を望んだ貧乏人が得るものは、不景気と高い税率、そして肝心の福祉は怠惰で無能な役人にしゃぶり尽くされた後の食いカスというわけだ
一方で金持ちはそんなバカな事はしない
独立市の行政、金持ちがどういう風に金を使うか見てみよう。彼らは福祉など求めない。それより税金を下げて経済を健全化した方が遥かに有益だと知っているからだ
彼らの税金は主に安全に使われる。警察や消防だ。そして市役所の役人は10万人に対して9人にまで減らされた
そしてどうやら、それで上手く行ってるようだ。アメリカの独立市の話は日本のNHKにまで取り上げられたから、なにか問題が起こったら「それみたことか」とボコボコに叩かれるだろうが…
だが実際に問題が起きたのは富裕層を失った街の方で、金持ちの街は別にどうという事はなかった
そして貧乏人の作る組織は効率が悪い
皮肉なことに「貧しい人が作った貧しい人のための組織」こそが貧乏人を更に貧しくしているのである
身も蓋もない話をすると、バカな貧乏人が組織を作って金を集めても、なけなしの金をドブに捨てるのが関の山という事だ
例えば、貧乏人の作った非効率な組織が人々に食事を与えようとすると大抵大きな鍋でまとめて作る程度、何十人も動員してせいぜい１日1000食だ
一方で金持ちは工場で大量生産して流通させる。同じ量の人間で安価で美味しく日持ちする食事が１日10万食だ
こんな感じで、貧乏人は金持ちと同じ量の金を持っても100分の１も成果を出せない
だから貧乏人はたとえ金持ちからその全財産を取り上げたとしても、金持ちと同じ暮らしは出来ない。精々100分の１の貧乏暮らしだ。これが「金持ちから税を取る」のが無意味な理由
1日10万食作れる工場を運営できる金持ちから高い税金を取って、その金で食事を手作業で作って1000食配るような非効率をするとどうなると思う？
それって単に10万食を1000食に減らしただけだし、貧乏になるのは当たり前だろ。俺なら税金取らずに「工場２倍に拡張して」って頼むね
これが、税金で福祉を望むと貧乏になる仕組みだ
金の使い方が100倍上手い人間から、普通の役人に金をいくら流しても、得られる物は100分の1だ
何億も税金取って、せいぜい数百万円の成果しか得られない、そうして日本人全員で貧乏になって行くってわけ
身近な例で例えるなら、そうだな…しっかり者で家事も得意な専業主婦から100万円取り上げて、ギャンブル好きのパチンカスに100万円与えたとしよう
その100万円は同じだけの成果を挙げると思うか？ ありえねーだろ。できる人間から駄目な人間に金を移した時点で、ドブに捨てるのと同じなんだよ
「金持ちから税金を取るってのは、節約上手の主婦から金を取ってパチンカスに金を渡す」のと同じような結果になるってわけ、つまり家は貧しくなる
この仕組みを理解しないと、貧乏人は永久に貧乏から逃れられないし、金持ちは独立市を作り続けて、世界は2つに分かれてしまうだろうな
貴族制ぽい