帰省した先で義父が「おれが政治家なら少子化対策に、産んだ子供の数に応じて年金を出す」と言っていて、あれ、これもしかして悪くない政策じゃない?
産んだ子供の数に応じて現金給付ってのがもちろん一番なんだけど、これは多分実現しないわけ。 理由の一つは「金目当てに子供を産みっぱなしにする親が出てくる」という批判の声がかなり強く上がりうること。
もう一つはまあ当然ながら、財源問題。
産んだその場で現金給付でなく引退後に年金という形なら、まず産みっぱなしにするインセンティブがなくなる。ネグレクトなんかして摘発された親は当然もらえないことになるだろうし。
そして財源問題。30〜40年後の財政にプラスとなる行動に30〜40年後の資金を使うのだから計画が立てやすい。
よさそうという気はするけど、不妊や諸般の事情(婉曲表現)から結婚できなかった人々と明確に差をつける政策は昨今のポリコレ的にアレな気がする。