財務省がやっているのは闇雲な予算削減と増税一点張りなので、仮に彼らに使命感のようなものがあって官僚としてベストを尽くしているつもりなのだとしても、要は「緊縮と増税で日本経済を縮小させれば少なくとも財政破綻は回避できる」という莫迦の考える結論を採用しているわけだから話にならない。
普通に考えて、それはもう手段が目的化した莫迦の極論だよね。そういう連中が日本国の政策にあれこれ口出しをして案の定多方面で日本の国力がガタガタになっているのを、自称ネット右翼としてどう思っているんだろう。あいつら普通に国賊ですよ。
日本の経済力や学問文化社会インフラがここまでガタガタに崩壊しているのは完全に彼らが二〇年以上に亘って強行してきた緊縮財政の責任ですよ。ここまで日本国をガタガタにした張本人を、苟も右翼を名乗る人間がどうして許容可能なんですかね。
税務調査で脅したり軽減税率で釣ったりしてメディアを手なずけて、あの手この手の広報攻勢で国民を騙して、明日にでも日本は財政破綻するかのような不安を植え付け、莫迦の極論の地均しをして粛々とあらゆる政策の足を引っ張っている獅子身中の虫を、彼らにも立場があるとか言われて許容できますかね。
あいつら、日本で最も有害な「無能な働き者」ですよ。この二〇年間だけでも何十万人もの日本人を無慈悲に殺し就学の機会を奪い貧困を固定化し福祉を削減し弱者の権利を絶賛蹂躙中なんですよ。なんでそんな連中の立場を慮らないといけない義理がありますかね。
学問の資源も医療資源も今や長引く緊縮の直接的な被害でガタガタですよ。現在進行形のコロナ禍で医療資源の崩壊を目の当たりにしているのに、その元凶の立場を思いやる必要がどこにありますかね。
地方自治体の役所だってそうじゃないんですか。今現在地方行政が直面しているさまざまな問題の大半が財務省の緊縮財政のしわ寄せだったりしませんかね。最早日本全国で財務省及び財務官僚の直接的な被害者でない国民はいないんですよ。
あとね、あの連中は普通の意味での「役人」じゃないんです。だから役人のロジックや生理で考えると見誤る。あの連中は役人に似ているけどそれとはまったく違う異常な生き物です。
まあこういう言い方をすると「敵の悪魔化」と思われるんだろうけど、あの連中、ビックリするほどベタな悪魔なんで、真面目な地方公務員が類推する官僚像からはかなり懸け離れた存在だというのは掛け値のないところですよ。
ただの役人に不相応な強権行使を許すと、最終的に役人とは似て非なる異常な組織論理に基づくカルト集団になるというナニカです。
最後にこれは言っておきますけど、彼らは国民に対して罪を作りすぎたんですよ。少なく見積もっても十数万人の自殺者に直接的な責任を持っているし、今現在の国民の不幸の大半が緊縮財政の結果です。これほど大量の国民を殺し不幸にした人々について「彼らにも立場がある」という擁護はあり得ない。
「彼らにも立場がある、使命感がある、事情がある」で国民の大量死や国家の衰亡に対する責任が斟酌されるなら、そりゃヒトラーもナチスドイツも同じことでしょう。ここまで人道上の罪を犯しておきながら「立場がある」は通用しませんよ。
ふーむ