思想的にはまったく支持できないけど、総裁選出馬会見中の高市早苗のコミュニケーションスキルが凄まじい。話題の選び方や構成、言葉選び、表情の変化に至るまで政治家としてどの層に何を提示すべきか熟知しているように見える。これとどう戦うか野党連合は本気で考えないといけないと思った。
例えば夫婦別姓反対に対して国民から懸念が上がっているという質問に対しても、伝統的な家族のあり方といったイデオロギーには一切触れず、夫婦二人の合意が得られなかった際に家庭裁判所で判断する（つまり婚姻時からして係争になる）というプロセスの問題を指摘して反対と説明するあたり上手いなと。
2時間以上カンペなしで喋り倒した後、質疑応答を終えてなお、去り際に飛んできたヤジすら拾って、あくまでも丁寧な対応で自分の主張に回収するあたりも、これまでの日本の政治家とは次元が違うコミュニケーション力を見せつけた感がある。これ、どうしたらいいんだろうね。
彼女が総裁になったら今の野党じゃ勝ち目がないと思った。少なくとも次の選挙は多分無理だ。自分で書いたシナリオすら満足に読めず、たった2分の記者会見で数言だけ投げて逃げ去る菅みたいな雑魚とは訳が違う。おそらく次の選挙は自民党が勝ち、日本初の女性総理大臣として熱狂的に迎えられるだろう。
対比されるのは蓮舫議員とかなんだろうけど、明らかに格が違うという趣きがあって、やっぱ旧民主系はダメだなという思いを強くするなど