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白饅頭日誌:9月26日「『評論』することでしか」

――なぜなら、この世の中には、「評論」することでしか、「指導」することでしか、「助言」することでしか、他人とつながるためのきっかけをつくる術を知らない者が大勢いるからだ。

他者との「《対等》なコミュニケーション」のやり方を知らないまま年齢ばかりを重ね、つねに自分が優位に立って「教えてやり」「感謝され」「尊敬を集める」ポジションに立たなければ、自分の居場所や存在感を確保できない者たちが、この社会には相当数いる。

さまざまな趣味の界隈に生息して、そして御多分に漏れず煙たがられている「評論家目線」の一般人は、しかしながら本当は評論をしたいわけではない。多くの人と友達になりたい、友達から尊敬されたいと考えているからこそ、あえてそうしているのだ。それ以外に「他人とかかわるきっかけ」のうまいやり方を知らない、ただそれだけだ。