「力仕事は男がしろ」と言うのなら、「じゃあ力のいらない仕事は女がやれ」となるのは公平の感覚からいえば当然のことだ。
これがジェンダーの押しつけに思えるなら、まずは率先して力仕事をすることだ。
性役割というものは、しばしば肉体的・生物学的性差から生まれている。
性役割を批判しながら肉体的性差で逃げを打つのはご都合主義というものだ。
自分の体や心に向かない仕事であってもやるようでなければ「完全に同じ」にはならない。
向き不向きに合わせての差異を認めるなら、ゆるやかな性役割分担はなんだかんだ存続することになる。
まあ俺自身は、後者のほうがいいだろうと思っているんだけどね。