エッセイストの小田嶋隆さんに執拗に攻撃されてるんですけど、実は一度お会いしたことがあるんですが、こんなひとだっただけ？という困惑のほうが大きいんですよね……。
書かれたものに対して批判されるのは別にいいですし、多少の揶揄やからかいもあるでしょう。ただ、少し限度を超えている気がするんですよね。ヤフコメや5ちゃんねるならしょうがないかと思いますが、20万人のフォロワーがいる有名なエッセイストにやられるとなると正直困りますよね。
小田嶋氏が荒れているのは、脳梗塞を患い自分の寿命がはっきりと見えてきており、自分はそう遠くない未来に死ぬという確信を得てしまったものの、「それなのに自分は相応しい評価や功績を挙げていない」という焦りや悔しさ、それから恐怖から来ているのは間違いない。
逆張り芸人として他者を揶揄することで生きるということは、その他者に寄生して生きるということでしかなく、己から生まれ出たものは何一つない。
その虚無が彼を苛むのだろう。
しかし、己の人生の後悔を他者への憎悪にすりかえても何も解決はしないのだ。