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[VTuberの交通安全動画に『女児を性的対象にしている』と抗議、フェミニスト議連が記者会見。波紋広がる【UPDATE】

所属事務所の社長「『どうすればいいのか』と困惑した状況が続いている」

「戸定梨香」が所属するArt Stone Entertainmentの代表・板倉節子さんは10月12日、ハフポスト日本版の取材に回答。一連の出来事について、「まず抗議をするにしても、私たちに直接伝えてほしかった」と語った。

板倉さんによると、動画や「戸定梨香」のプロデュースには女性のスタッフが関わり、「自分がなりたい姿」を想像して衣装などをデザインしたという。

「性的対象としているのではないか」という指摘については「性的に描いたつもりは一切なく、性的な部分を強調しているとも思わなかった」との見解を示した上で、以下のように話した。

「それぞれ価値観があると思いますし、抗議すること自体は問題ないと思います。一方で、彼女の何が、どこまでがダメで、どうすれば問題ないのかということが明確になっていません。じゃあどうするのかという最終的な着地点がなく、はっきりした基準がないので、『主観的』と言われても仕方がないのではないかと感じます」

板倉さんは、フェミニスト議員連盟側との話し合いや意見交換も望んでいるという。「フェミニスト議連の方も、交通安全PRや公的機関の広報をもっといいものにしたいという思いは同じ気持ちだと思います」とも話した。

「削除で終わりとなってしまっていて、私たちは『じゃあどうすればいいのか』と困惑した状況が続いています。そういったことを考えた上で発信していただきたかったと思いますし、千葉県でガイドラインがないのであれば、じゃあどう作っていくかといった話に持っていってほしい。その中でクリエイターの意見を聞きたいのであれば私たちも参加しますし、より良いガイドラインを作るようにお互いが協力してやっていきたい。そうしないといつまでも対立が続いてしまうと思います。フェミニスト議連の方も対立ではないと仰っていて、私たちも全く同じ気持ちなので、そこは歩み寄ってくだされば解決の方向にいくのではないかとは思います」