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戦後もっともリベラルな社会運動を潰したのは、ネトウヨでもオタクでもなく、ツイフェミとアカデミックフェミだった?

僕の認識では、つい数年前までは、ここまで野党支持者とフェミニストが一体化していなかった気がするんだよな。

SEALDsは徹底して個人に定位した社会運動だった訳だけど、フェミニストによる集団バッシングを受けたこと、そこできちんと対決姿勢を見せなかったことが、分水嶺になってるように感じる。

@ishtarist

知らない人のために経緯を箇条書きにすると。

・「SEALDsが若い綺麗な女の子を前面に立たせて客寄せしてる」とツイフェミたちが事実無根の集団バッシングを展開。

・PAPSJPがSEALDsに潜入し、「男女差別の実態はなかった」と報告したところフェミ界隈からハブられる。

(続

@ishtarist

・SEALDsの女子学生が、「帰省時に自分のお母さんが作ってくれたご飯がある日常を平和と呼びたい」と個人的経験を語ったところ、北村紗衣(武蔵大学専任講師)が安倍的家族観だ、SEALDsはセクシスト集団だと言われても仕方ないと批判。フェミとリベラル系知識人の大部分がバッシングを繰り広げた。

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・音楽評論家の高橋健太郎が、北村紗衣に公然と反論し、北村は被害者意識を剥き出しに、アカウントに鍵をかけて閉じこもる(お母さんご飯論争)

・上野千鶴子が「運動の中にある性差別批判に対して違和感を表明した女性が、性差別を守りたい男によって叩かれた」と事実誤認に基づいたSEALDs批判を行う。

@ishtarist

・翌年になって、上野千鶴子とSEALDsが対談を行い、SEALDs側は上野に忖度したことを言う。

【対談】上野千鶴子(社会学者)×福田和香子、奥田愛基、牛田悦正(SEALDs) 対話/SEALDs×上野千鶴子 (page4/5) - atプラスweb

@ishtarist

もうこれね、全然ダメ。

上野千鶴子とはきちんと対決しないといけなかった。対談は断るか、対談するなら全面的謝罪を要求するのが筋だったと個人的に思う。

家族に関して個人的な記憶を語ってはいけないというのは、大学教員による女子学生へのハラスメント以外の何者でもない。

@ishtarist

SEALDsは、個人に徹底的に定位した社会運動だったんだよ。だからこそ、個人の視点から生命の尊さを語り、生活の大切さを語り、平和について日常用語で、一人称で語り続けた。

それこそ、国家の大義のための個人を犠牲にしようとする安倍政権に抵抗するための、最善の戦略だった。

@ishtarist

その徹底した個人主義・リベラリズムに立脚した社会運動を潰しにかかったのが、ラディカルフェミニズムという左側の全体主義だった。

SEALDsは、自分たちがやっていることの画期性を理解せず、自分たちを守る理論装置も持っていなかった。

@ishtarist

残念ながら、フェミニズム界隈がSEALDsを敵視した時、SEALDs側について擁護するリベラル知識人は非常に少なかったんだよ。

SEALDs側も、「自分たちはまだ学生だ」という意識が強かったためか、結果として膝を屈してしまったように僕には見える。

@ishtarist

ともあれあの頃、SEALDs側に近かった反差別クラスタとフェミクラスタは敵対関係にあった。

その関係がここ数年変わってきた。それは経緯は語らないけど、反差別クラスタが社会学の教義を受容してきたからだろう。

@ishtarist

戦後もっともリベラルな社会運動を潰したのは、ネトウヨでもオタクでもなく、ツイフェミとアカデミックフェミだったのだよ。

その事実を、野党支持者こそきちんと考える必要がある。

@ishtarist

福島瑞穂を筆頭に「女性」であることを全面にアピールする野党は普通にいたし、田嶋陽子だって社民党から議員になったことから、元々自称リベラル系野党とフェミニズムは親和性が高かったと思うのだが。

そもそもSEALDsを称揚している時点で見識は微妙なのだが。

SEALDsが戦後最もリベラルな社会運動って笑ってしまうな。