キャンセルカルチャー、まぁこんな無法がいつまでも続くわけはないんですが、終わり方が重要だと個人的には思ってます。「キャンセルカルチャー禁止法」みたいな感じで、実質的な言論統制法案として結実する可能性は割とあり得る。その時になって人文ムラがいくら声を上げても誰も耳を貸さないでしょ。
カドカワの川上量生みたく中国式のネット管理政策を主張する政財界人は割といるわけで、表現の自由にフリーライドしてハチャメチャやった結果が（人文ムラを含む）全面的な自由の終わりというオチはかなりの蓋然性がある。限度を知らないフリーライダーが寄生先を食い潰すのは世の常ですし。
自民党あたりが「キャンセルカルチャーは社会問題なので新しい法律作ります」とか言い出したとき、それに強く反対する人ってもう少数派でしょ。もちろん人文ムラは反対するだろうけど彼らに対する信頼感は日々棄損されてるわけで。こういう愚行の帰結としてファシズムってのは生まれるんだと思いますよ