パワーハラスメントをしたとして戒告の懲戒処分を受けた佐賀大医学部の元教授の女性が、同大を相手取り、処分の無効確認などを求めた訴訟で、和解が成立していたことが分かった。和解調書によると、大学側が処分を撤回し、元教授に解決金(金額は非公開)を支払うことなどで決着した。和解は7日付。
訴状によると、元教授は2015年、同学部の助教に「学生の指導能力がない」と言ったなどとして、17年11月に処分された。これに対し、元教授側はそうした発言はなく、処分は合理性を欠くなどと主張。大学側は「発言は事実」とし、争う姿勢を示していた。
佐賀大によると、佐賀地裁(三井教匡裁判長)が和解を主導したという。同大は読売新聞の取材に対し、「提訴から4年が経過しており、早期解決を優先した」などと説明した。
ふーむ