米村氏の主張を要約すると「下請け中小IT企業が手掛けるのは特定派遣事業だけではない。SES(システムエンジニアリングサービス)事業も同時にやっている。偽装請負の問題をはらみつつ、SES事業でしぶとく生き残っていくのではないか」といったものだ。
特定派遣が廃止になっても、SESを使って「現場に技術者を送り込む」という形態が続く。そこには偽装請負と疑われても仕方がない取引がある可能性がある――。
そういう形態も残るだろうけど、わざわざそういう会社に入る新卒もそうそういないだろうし、結局は消滅する方向に向かうのでは。