分散SQLデータベース「CockroachDB」を開発する米Cockroach Labsは6月4日、ライセンスをApache License 2からBusiness Source License(BSL) 1.1に変更することを発表した。クラウド事業者が同ソフトウェアを使った商用クラウドサービスを提供するのを阻止することが目的のようだ。
新たに採用されたライセンスでは、ユーザーは無制限にCockroachDBを動かしたりアプリケーションに組み込むことができるが、ライセンスの購入なしにCockroachDB自体をクラウド型商用サービスとして提供することはできないという。BSLはMariaDBが考案したライセンスで、OSI創始者Bruce Perens氏も支持しているという。
この制限は期限付きで、各リリースの3年後にライセンスはApache License 2に切り替わる。これにより、コア製品がオープンソースになることを保証しつつ競争力のあるクラウド型サービスを構築できると説明している。
最新版には利用制限を設けることで開発元の利益を確保し、3年後に(旧バージョン)は完全なオープンソースとして解放されるわけか。
現実的な落とし所としてはありではなかろうか。