ところでこのループが、現代ソフトウェア開発の全てだ。
レガシーコードをリファクタリングすると、このループが実行され、名前がつけられる。
レガシーコードを理解することは、このループを実行し、テストの用例として何かを書くことだ。
TDDはこのループを3回繰り返す。
最初に、顧客インタビューを確認し、それをテストの一例として記録する。
次に、テストをよく見て、コードの中に名前を記述する。
3番めは、(新しい)レガシーコードをリファクタリングする。
設計とは、自分が見ている場所が「このテストを書くのがどれほど大変だったか」で、名前を変えることでその気付きを書きとめるループである。(通常これは「正しいことをする」名前に修正するステップである)
このループのどこにいるかを常に把握し、それを素早くおこなう方法を習得することで、マスタークラスのソフトウェアエンジニアになれる。