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オープンソースのVPNプロトコル「WireGuard」がLinux 5.6で実装へ

Linus Torvaldsは1月29日(米国時間⁠)⁠,開発中のLinuxカーネル「Linux 5.6」のソースツリーに,主要メンテナーDavid Millerのプルリクエストを大量にマージしたが,その中にUDPベースのVPNプロトコル「WireGuard」が含まれていることが大きな話題となっている。開発が順調に進めば,WireGuardの実装はLinux 6.6における最大の目玉となりそうだ。

WireGuardはGNU GPLv2ライセンスの下で開発中のVPNプロトコル。現在の主流VPNであるOpneVPNやIPsecに比較して設定がシンプルでパフォーマンスが高く,NoiseやCurve25519,Poly 1305,BLAKE2などの強力な暗号技術もサポートすることから,次世代VPNプロトコルとして高い関心を集めてきた。