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実体の無い完璧超人と戦っていた過去の失敗談

ここで私は「RDBにもカーネルにも特定のプログラミング言語にも全部めっちゃ詳しい超人」を脳内で作って、その架空の超人を見上げて自信喪失していたのです。

この誤解が解消したのは、のちのち各種カンファレンスや勉強会などに参加して彼らに出会う幸運に恵まれたときでした。彼らは実際にはそれぞれに得意分野があって、そこから遠い分野の技術はほとんどの場合は苦手、あるいは全然知らなかったのです*1。これを知ったときは妙に安心したことを覚えています。それに加えて、私が上記のような罠に陥っているのではないかと指摘してくれる人もいました。今思えば、彼らも過去に似たような罠にはまっていたのかもしれません。

2ちゃんやTwitterで形成された「ネットの空気」を個人の人格であるかのように思い込んでしまう錯誤と同じだ