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なぜシステムエンジニアに挫折するのか

で、実際入社し新人研修を一か月受講しました。当時40人くらいの同期がいました。ま、その会社、いわゆるSESの外部常駐中心の会社で、大量に人材採用して3割が一年以内に辞める、というよくあるタイプのSES会社でした。

いわゆる「これは向いていない」という人の仕事の仕方は、この「なぜそう動くのか」を突き詰めようとせず、丸暗記するタイプの人です。いわゆる手順書の丸暗記。ある手順をそのまま実行することについてはエキスパートなのですが、それを逸脱すると何をしていいかわからなくなります。まあ・・丸暗記するだけマシという議論はありますが、それすらできない人は退場ということかもしれません。

この丸暗記が一番怖いのは、「想定外」が起こると手も足も出なくなることです。特にこの業界、変化が急に起こり同じ製品であっても仕様がある日変わったりします。そうなったときに、追随するのが非常に遅いのです。その大きな変化を何度か経験するうちに、だんだん丸暗記する手間を省くようになり、どんどん最新の技術に対する反応が悪くなっていく・・というパターンです。

しかし、どうも、「向いていない」タイプの人は、基本が微妙な割に、いきなり応用や先端技術に興味を持ってしまうがため、その内容を丸暗記し、その中でしか手を動かせない、となってしまっている感がありありです。