わたしはGitもオブジェクト指向もWebフレームワークも自動テストもCIも、とにかく最近のモダンな開発手法やツールをほとんど知らないままに6年生きてきた。そういうことを知っている人がいない環境で6年間生きてきた。
9年プログラミング歴があったら、だいたいほかの9年仕事している人と同じくらい、そうでなくてもせめて5〜6年以上プログラミングしている人並みのスキルを保持していることを暗に期待され、その後幻滅されることが多いように思う。
いや、自分ですら、どこかで自分に対して「経験年数これぐらいあるからこれぐらいすごいはずだ」みたいな勘違いをしてしまったことが時々あったような気がする。外から目に見えるアウトプットはこれからもっとしていくべきだし、その成果物のみを自分の実力だと思ったほうが実状に近い。
自分のいまのスキルを客観的に見て、成長の早い他者の経験年数と自分を比べずに日々勉強と経験を積み重ねていく、そのことのみに集中しよう。社会がエンジニアの経験年数に重きを置かないにようなったほうが私にとっては不幸が少ないと思っているが、なかなかすぐには変わらない部分もありそうだ。せめて自分としては、経験年数にとらわれず自分なりに前に進んでいく、そういう心構えで生きていくしかないのだ。
とはいえ、市場価値というものは残酷だからなぁ