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退職(およびスラド編集長からの退任)のご挨拶 | hylomの日記

突然ではありますが、このたびスラドおよびOSDN(OSDN.net/OSDN.jp)の運営会社である株式会社アピリッツを退職することになりました。書類上は7月中旬まで同社に在籍していることになっておりますが、いわゆる「有休消化」という扱いで、6月30日が最終出社日となっています。ここスラドには「編集長」という立場で関わってきましたが、退職に伴ってその肩書きもなくなります。読者の皆様、長らくスラドをご愛読いただきありがとうございました。

また、Googleの広告配信ネットワークではほぼリアルタイムに広告掲出回数やクリック数といった成果を確認できますが、これまで表示されていた成果の数字が突然「なかったこと」にされるといったこともたびたび発生しています。Google側は不正なアクセスを集計から外したとしていますが、何が不正なアクセスなのかという説明はありませんし、掲出回数に関しても、別のデータを元に集計した数字から乖離することは珍しくありません。しかし、これらに関しては、Googleの言っている数字をそのまま受け入れるしかない状況なのです。

検索によるトラフィック誘導に関しても、アルゴリズム変更によってGoogle経由のアクセス数が突然1、2割減るといったことが頻繁にあります。その後アクセス数が戻ることもあったり、逆に突然アクセス数が増えることもあります。もちろん、秀逸・有益なコンテンツはより発見されやすくなるべきだという原則に関しては賛同します。しかし、Google検索の結果は現実にはさまざまな方法で操作が可能であり、そういった手法への対処のための突然のアルゴリズム変更や「Googleの基準」の変更の巻き添えを受けてコロコロと変わるGoogleによる誘導数に一喜一憂する、といった状況には大きな不満がありました。

こういったGoogle依存とも言える現状から脱出するためにはGoogle以外の収益源を模索するしかありません。しかし、残念なら編集長として私個人レベルではその道筋をつけることはできませんでした。これが、私が退社を決めた理由の1つです。

Googleさんはなぁ...