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スクラムレトロスペクティブで使えるWin/Learn/Tryの紹介

Win/Learn/Tryとは、スプリント内の出来事をWin/Learnに分けてチーム内に共有し、新たなTryをチームで模索するフレームワークです。

Win

そのスプリントで出した成果等を報告します。Winと言われてもピンと来ない場合はDone/Deliverと言い換えるとわかりやすいかもしれません。レトロスペクティブで利用されることの多いKPTでいうとKeepに近い項目ですが、Keepは少し抽象度が高くてイメージしづらいですし、よりポジティブで具体的な内容が出しやすい点でWinの方が気に入っています。

また、メルカリでは目標設定にOKRを採用していますが、OKRイベントにおけるWinセッションのようなニュアンスも取り入れた結果、Winというワードにたどり着きました。

Learn

そのスプリントでの学びをチームにシェアして、以降のスプリントに活かします。後述しますが、Fun/Done/LearnのLearnのアイディアをお借りしてきました。KPTでいうとProblemに近い項目ですが、問題ではなく学びにフォーカスすることで、前向きな気持ちで課題に向き合える点がいいなと感じています。

Try

WinやLearnから抽出された課題やチャンスに対してチームとしてどういったアクションを取るかのアイディアを出します。KPTのTryと同じ項目ですが、KPTより深堀りしたり抽象化をしたりしないと(特にWinからは)Tryにしづらいので少し難易度は高いです。

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