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フリーランスプログラマ雑感

これまでフリーランスプログラマの視点から語ってきけど、雇う側は、なんでフリーランスプログラマをつかうんだろうか。社員じゃだめなのか。

(中略)

まだ開発のためにあたらしく社員を雇用する余裕がないとき、経営の安定していない状況で新規プロダクトを立ちあげたいとき、とりあえずお試しでコンセプトを検証したいプロトタイピングなどを目的として仕事を依頼されることが圧倒的に多かった。あるいは、正規の社員が見つかるまでの繋ぎか。ガッと作って納品して、ちゃんと動いてますね、ではさようならという仕事ばかりで、すでに軌道に乗っているサービスの運用フェーズや改修にかかわったことはほとんどない。

これはまぁ確かに。

こういったプロジェクトとのかかわりかたが多いため、書いたコードの長期間にわたる保守をほとんどしたことがない。書きあげて、お客さんにわたしたら終わり。あとはそれをお客さんが好きにつかうだけ。どうつかわれるかはまったく関知しない。

(中略)

つまり、じぶんの書いたコードのお守りを長期的にすることが基本的にない。だから、メンテナンス性の高いコードを書く動機がない。もちろん、かならずしもめちゃくちゃなコードを書くということではなく、ぼくの知り合いの範囲では、どちらかというとちゃんとしたコードを書く人が多いと思うけど、構造的にしっかりと書く理由がないという話。

確かにフリーランスの人のコードは良くも悪くも「動けばいい」「適切な結果が返却されればいい」レベルのものばかりで、高い品質のコードが書ける人は極少数。

まぁ、先述のようにプロトタイプやそれに類するものがメインになるので、あまりコード品質が問われないという面もある。

逆にコード品質が問われる部分にフリーランスエンジニアを投入してはいけないという事なのだろう。

フリーランスプログラマに向いてる人

ぼくのフリーランスプログラマ観はこのツイートにまとめられる。

長年フリーランスやってるけど、フリーランスの一番のメリットは自由な生き方ができるところ。だから、自由を強く求める性分の人にフリーランスは合ってる。

@tai2

あたえられたタスクを淡々とこなすことができる人、人からあたえられたお題でプログラミングをずっとやっていることが苦痛でない人は、フリーランスプログラマに向いている。

自由な生き方ができると言いつつ、仕事上の自由が全然無いのは許容できるんだろうか? トレードオフの問題ではあると思うけど。

自分としては一日の大半は仕事に費やす以上、仕事上の自由(裁量)の方を重視するし、「より良い開発」「より良いコード」が重要だと思うので実装だけでなく全てのフェーズに関わりたいので今後もフリーランスをやることはなさそうである。