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2万7000行ものコードをひとつのファイルに書いたLinuxカーネルパッチが送りつけられる

パラゴンソフトウェアは以前から、NTFSの商用ドライバーをLinuxやその他のプラットフォームに提供していました。しかし、NTFSが他の先進的なファイルシステムに機能的に追い越されている状況を鑑みて、自らのコードをLinuxカーネルに統合し、コミュニティに貢献しようと考えたとのこと。これまでLinuxでNTFSに対して書き込みを行う場合はNTFS-3Gというソフトウェアを用いるのが一般的でしたが、提供されたパッチが採用されれば、書き込みも含めた完全なNTFSの機能をLinuxカーネル単体で利用できるようになります。

しかし、パラゴンソフトウェアによるパッチの提供方法は、少々問題がありました。パラゴンソフトウェアはカーネルパッチを提供する際、2万7000行ものコードをひとつのファイルに記述してメーリングリストに送信。NTFSの完全な実装を歓迎する声ではなく、「この化け物をどうやってレビューするんだ?」という返信が、パラゴンソフトウェアのパッチに対する開発者の最初の反応でした。

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