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「ふくいナビ」がデータ消失 業者が契約更新手続き怠る

ふくい産業支援センターは五日、運営するネット配信サービス「県産業情報ネットワーク『ふくいナビ』」が一日から使用できなくなったと発表した。ネットの情報を保管する「クラウドサーバー」を賃貸するNECキャピタルソリューション(東京都)が契約の更新手続きを怠り、サーバーのデータが完全に消失したためで、復旧は不可能という。利用者の情報漏えいはない。再稼働の時期は未定。

同社はサーバー機器を所有せず、機器の使用権を賃貸している。センターは二〇一五(平成二十七)年から五年間の契約を結んでおり、先月末で契約が終了するため、先月十三日に単年契約の更新を行った。しかし、同社がサーバー機器管理者への使用権更新手続きを怠ったため、貸与期間は終了したとしてバックアップデータを含む全データが削除された。

ふくいナビは県内企業の情報収集や発信、相互交流の支援を目的に一九九九(平成十一)年に開設。サービスは▽県内公的機関の産業・企業支援情報の提供▽メールマガジン(メルマガ)の発行▽メーリングリスト−などがある。主な登録データは産業・企業支援情報が二百件、メルマガ発行が八十三件。月間アクセス数は十五万件。

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