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まだまだ進化する有線LAN、次なるフィールドは「有線IoT」

有線LANは速くなるだけではありません。デジタルガジェットを含むさまざなま電子機器のインターネット接続を実現しようとする概念「IoT(Internet of Things、モノのインターネット)」を牽引すべく、これまでにないさまざまな機能をイーサネット経由で提供する仕組みが検討されています。IoTのインフラとしての有線LANを活用、つまり「有線IoT」をイーサネットで実現しようというわけです。

その標準規格のひとつが「IEEE 802.3cg(10BASE-T1)」。伝送距離可能な距離は1kmと、通常の有線LAN(理論値で最大100m)を大きく超えます。通信速度は最大10Mビット/秒と低速ですが、最大50Wもの給電が可能で、コンセントのない場所やバッテリー充電の難しい場所にも設置できるメリットを得られます。2芯/1ペアという簡素なケーブルで済むこともポイントです。

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