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Old Brains

こういう風に満足してしまった状態は直感的によくないと感じていて、知らないうちに増長して同僚たちに迷惑をかけてないかどうかが不安になってしまう。例えば何か新しい要素技術Xが登場してきて、それはやってみる価値があるかどうかという話になる。私は昔の技術Yに似ているという第一印象を持つが、概要だけだと何が違うのかよく分からない。そのときにすぐ「昔のYと何がちがうの?」みたいなことを悪しざまに言ってしまうと、これはいわゆる老害というやつで、Xに挑戦しようとする若者の足を引っ張ってしまうことになるわけだ。妙な偏見のない状態で実際にやってみれば成功するんじゃないか?わたしが変なことを言って偏見を植え付けてはいないか?となるのである。こういうとき、どういう風にリアクションするのがよいだろうか?

その価値を見極めるために、過去の歴史を知っておくことは副次的に必要だけど、もっと重要なのは現在の技術やソフトウェアで何ができないかを知っておくことだ。現代の人たちがどういう問題を抱えているかを何かのきっかけで知ったときに、それが技術的に解決できるかどうか、解決できるとしてどれくらいの手間がかかるのかを即座に偏見なしに判定できるようになっていると、勢いはなくてもオッサンとしての価値は下がらないんじゃないか。いやいや偏見なしって、そんなことが簡単にできるならそもそも悩んでない・・・と思って今日もゲームに励んでいる。