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過大評価されるDDD(ドメイン駆動設計)

DDDの戦略的次元では、最も頻繁に使用されるツールは、コンテキスト境界(bounded context)という概念です。それぞれが小さいユニットに割り当てられるべきという概念です。これは素晴らしいアイデアです。これも(もちろん)DDDの発明ではありません。単純にモジュール設計であり、文字通り何十年にもわたって大規模なシステムを設計してきた人たちによって適用されてきたものです。それはつまり、コンテキスト境界(bounded context)の概念に何か間違った点があるということでしょうか。いいえ。実際には、しばらくの間存在し、その価値を証明してきたものに名前をつけるのがパターンの目的です。私は、コンテキスト境界というものには欠点があるということを言っているのではありません。私が指摘しているのは、誰かがこの特定のラベルを使わずに、あるいはこの特定のラベルを知らずに、システムのために素晴らしいデザインを作ったかもしれないということです。