/note/tech

日本のソフトウェア開発はなぜ世界から落伍したのか。中国人エンジニアの見方

中国、米国のIT投資の目的は、プロダクトやサービスの価値を高めることだが、日本のソフトウェア開発は、業務の正確さを高めるためか、自動化などをしてコストを下げることが目的になっているからだ。新たな価値を生むわけではないため、投資機関は投資がしづらい。

未来樹Aは、日本のIT産業の問題を3つにまとめている。

1)半数以上の開発が受託開発であり、他人が使うものを作っている

2)ソフトウェアの価値は、受託開発企業の規格や能力により決定されてしまう

3)上位10社の企業で、政府開発業務の80%を受託している

読者の中には、日本のテック企業で働いた経験がある人もいるようで、さまざまなコメントがついている。

・日本のITが競争力を失っているって幻想だろ?根拠はないけど…。

・日本の最大の問題はミスを許容できないこと。製造業の思想がそのままIT産業でも適用されている。IT産業は進化が早いので、ミスを許容してでも新しいテクノロジーに対応していかなければならない。日本は、意味なく、小さなミスを出さないようにするための努力をし、多くの時間と人材を浪費している。

・日本は、世界中で使われる言語Rubyが生まれた国であることをこの著者は知らないのか?中国はそれほど影響力のある言語を生み出すことができているのか。中国のIT産業は中国内だけで独立して発展したもので、国際的な競争力はとても小さい。イノベーションを起こすには、謙虚な姿勢が大切だ。

・読んで納得がいった。中国、米国の開発の目的はイノベーションで、新しい業態を生み出すことだが、日本の開発の目的は生産性の向上か、オフラインの業務をオンライン化するだけでイノベーションがない。

・米中はソフトウェアが強い、日欧はハードウェアが強い。

ふーむ