Linusは昔から「カーネルランドとユーザランド」を厳格に区別してきたことはよく知られているが,今回も「カーネルコードとユーザスペース内で使われているようなツールのコードでは話がまったく違う。メモリ不足がアボートを引き起こすなんてことがあっては絶対にならない。メモリアロケーションに失敗したなら,ふつうにエラーを返せ。僕が"ダイナミックなパニック"を受け入れることはありえない」と,カーネル内での"MUST NOT"であるパニック発生を強く牽制している。
「"パニックはRustにとってのプレースホルダでコンパイラの仕様だから"というなら,エラーをキャッチするコードを実装して,コンパイラを修正すべき。話はそれからだ」(Linus)