チケット駆動開発(やそれに類するもの)をやっていく時、あまり知見が無いとチケットの管理が破綻して便利なツールを使っているはずなのに何故か苦痛だけが増えていくことがある。
例えば、開発者が各々タスクをチケット化しているプロジェクトでは、マネージャなど全体を管理する側が全てのチケットに目を通さないといけなくなると負担が大きすぎる。
かといって、マネージャがチケットを起票してメンバーに分配していく方式は権力勾配が発生してよろしくないし、マネージャの負担も全然軽くなっていない。
そもそもマネージャが知りたいのはフェーズやマイルストーンに間に合うかどうかであって、各メンバーが何をやっているかは必要がない限り関知する意味がない(とはいえ、ふんわりと把握しておく必要はある)。
ということを踏まえると、チケットは目的に応じて3つのグループに分けた方がよい気がする。
上記の3グループに分けると、マネージャは進行管理チケットの作成とメンテナンスをしていればよくなる(多分)。
進捗確認のMTGでは進行管理チケットをベースに進捗状況を確認していけばよく、マネージャが個別のタスクチケットを一々確認して回る必要はない(はずだ)。
メンバーは進行管理チケットに書かれたゴールを達成する為に、各々でタスクチケットや課題管理チケットを作成して作業を進めればよい。
このようにすれば、マネージャとメンバーの役割分担と負担がいい感じに分散されるのではないかと思う。
機会があれば実地検証したい。
...と、書くだけ書いた後に思ったのだが、進行管理チケットは別にチケットである必要はないのでは?
要するに「いつまでに、何をするべきで、結果どうだったか?」というレポートが欲しいだけという話なのでは。
プロジェクトの状態を適切な粒度で追跡できるならチケットだろうがレポートだろうが問題ない気がしてきた。