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コロナ下でフルリモートワークをしながら、ローカルワークに思いを馳せる

コロナ下で、多くの人々がリモートワークを経験していると思います。その中で、リモートワークこそが「正しい」労働環境であるという主張を見かける事もあります。もしかしたら、そうなのかもしれません。

  • 自宅から職場までの移動。
  • Slack や議事録にまとめられていない、すれ違いの 10 秒で交わした会話。
  • 隣のチームから聞こえる仕事とは関係無い笑い話。
  • エレベーターを通って売店まで移動する合間に見えるオフィスの外の風景。

そんな必要ない物がスッキリ整理された、ノイズの無い理想的な労働環境。

残念ながら、私にはその様に思う事ができませんでした。リモートワークによって、今まであったものが何か失われてしまっている。この感覚が、私の心の中にずっと残り続けています。

相手の表情から意図を汲み取り、身振り手振りを交えて伝えたい事を表現しようとする。対面で人と話す事というのは、やる事の多い、ストレスのかかるコミュニケーションの仕方です。論理的な文章や、課題との因果関係が明確なデータがあれば、非同期的で非対面なコミュニケーションをしていた方がよっぽどストレスがかからないでしょう。しかし、ストレスがかかる事との引き換えに、同じチームで同じ物を作っている感覚や、言葉だけでは表現できな情熱を伝えるといった事ができていた気がします。

正直同意できない