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サーバーワークスが「自走するエンジニア組織」を13年間運営できてきた理由。国内トップクラスのAWS導入実績...

チャレンジした結果失敗しても、ネガティブに捉えない

よく「やり始めたからにはやりきりましょう」なんて言う会社が多いんじゃないかと思いますが、「初志貫徹しなさい」とは誰も言いません。本当に必要な技術を選び抜くには、取捨選択が欠かせない。そのためには失敗してもいい。

けれど当時から大石はメンバーと意見を言い合うことはあっても否定するようなことは決してありませんでした。

事業を展開する上で一番危ないことは、新しいことに取り組む際、お金がかかる、時間がないといった「挑戦しない理由」を許してしまうことだと考えています。

「ググれ禁止」というルールがありますね。要は、困っているから質問している相手に対して「もう一回自分で調べて」と突き返すことを禁止しているということです。たとえば、弊社のSlackには「どんな質問をしてもいい」というチャンネルがありますし、それ以外の場所でもなんでも質問できる文化があります。

「自己満足」するまでやり切ることですかね。私たちはいつも「顧客満足」は必ず「自己満足」のあとにあると思っているんですね。私が「このお客様のためにやりきった」と言えて、お客様に納品して、初めてお客様が満足してくれる。この順番が大切なんじゃないかなと思っていて。

なので、メンバーには「自分が満足するまでやりきったのか」って必ず聞くようにしています。それで本人が「満足した」と言い切ったら、あとは私たちの責任です。メンバーはベストを尽くしたのだから、あとは責任者である我々マネージャーの腕の見せどころ。お客様に対してしっかりメンバーの仕事を説明しますし、より高い顧客満足を実現するために私たちが技術的なアレンジやサポートを入れたりすることもあります。次も彼らが満足できるように私たちは支援し続けていけば彼らの成長につながっていくんじゃないかなと思っています。

いい話ばかりだった