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みずほのシステムについて質問です。

最後の「自らコードを書いているわけではないみずほ社員や経営陣の責任を追及してもみずほのシステムは治るわけがない」というのも、上記のように「責任はコードを書いている人にある」と思っているからこそ出てしまう言葉でしょう。3つのフライパンが結合した調理器具で料理が失敗したとして、その責任は誰にあるでしょうか。コック(みずほ社員)としては、使い勝手が悪すぎる結合フライパンを作った溶接職人に文句を言いたくなるかもしれませんが、本質的には筋違いです。「経営陣がフライパンを溶接できるわけではない」とはいえ、そんなフライパンを作らせたのは経営陣だから当然責任は経営陣にあります。「今の」役員個々人に責任があったかというとこれは気の毒な面はありますが、しかし組織として先代からの権利と責任を受け継ぐ前提で就任しているのですから、責任がないとも言えません。

「ではどうすればいいのか」というのは現時点で誰もわかっていないと思いますが(当のみずほ自身がわかっていないのですから)少なくともベンダーのせいにしているうちは解決は望めないでしょう。質問者さんが仮にみずほ内部の方であるならば、そのような他責思考に陥ってしまう社内文化が醸成されている可能性が高く、それは即ち金融庁やメディアの指摘が正しい傍証になってしまっています。みずほへの批判に対して憤懣やるかたない思いを覚えてしまうのは愛社精神があるからだと思いますが、是非ともその愛社精神は責任転嫁や正当化ではなく、自行の改善という方向に使って頂きたいと思います。