[...] しかし、最近ある偶然から「JSON 色付け係」という言葉を使うメンタリティはこれだという洞察を得たので、ここで紹介したい。
- DTO とそれをシリアライズ化した JSON はビジネスロジックを持たないため、ドメイン知識を保持できない。
- (表示がメインのアプリにおいて)フロントエンドは JSON のデータを表示するプレゼンテーションロジック担当である。
- よって、JSON を表示するだけのフロントエンドにはドメイン知識がない。
つまり、ドメイン知識が反映されたビジネスロジックと無縁のコードばかりを書かざるを得なくなった結果、エンジニアなのに大事な何か(ドメイン知識)に関与していないという心情が芽生えた。それこそが自らを「JSON 色付け係」と自虐させたのである。
ちなみに、ここでいう色とは「ドメイン知識とは無縁な、見た目を良くするためのプレゼンテーションロジック」だと理解している。「JSON色付け係」とは、なんとも上手い表現だと改めて思う。