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フロントエンドエンジニアが「自分はJSON色付け係」と自虐する理由を考察した

[...] しかし、最近ある偶然から「JSON 色付け係」という言葉を使うメンタリティはこれだという洞察を得たので、ここで紹介したい。

  1. DTO とそれをシリアライズ化した JSON はビジネスロジックを持たないため、ドメイン知識を保持できない。
  2. (表示がメインのアプリにおいて)フロントエンドは JSON のデータを表示するプレゼンテーションロジック担当である。
  3. よって、JSON を表示するだけのフロントエンドにはドメイン知識がない。

つまり、ドメイン知識が反映されたビジネスロジックと無縁のコードばかりを書かざるを得なくなった結果、エンジニアなのに大事な何か(ドメイン知識)に関与していないという心情が芽生えた。それこそが自らを「JSON 色付け係」と自虐させたのである。

ちなみに、ここでいう色とは「ドメイン知識とは無縁な、見た目を良くするためのプレゼンテーションロジック」だと理解している。「JSON色付け係」とは、なんとも上手い表現だと改めて思う。