基本的には民生用OSを兵器の制御に採用する事はありません。
複数の理由があるようですが……。
・メーカー自身が内部に関与できないとバグすら直せません。
・一般に兵器はリアルタイム性が求められますので、非RTOSのWindows-OSは不適です。
・兵器は寿命が長く、短命な民生用OSになじみません。
・民生用OSだとハッキングリスクが高くなります。
一方では、携帯型の情報通信機器にはPanasonicの"Toughbook"を採用したり、戦術情報の分析や演習支援などには普通にWindowsベースのアプリケーションとして各種の専用/汎用のソフトウェアが利用されています。
・militaryaerospace.com/computers/article/14037650/rugged-laptop-computers-us-marine-corps-battlefield
ここ10数年ほどで、Android-OSを始め Linuxベースで情報機器が容易に組めるようになったので、軍用の電子装置のほとんど全てがLinux系にシフトしており、そうでない物は(OS無しの)ベアプログラムだと思われます。
例えばL3社製F-35コックピットディスプレイのインタフェース制御は”LynxOS-178”というLinux系のリアルタイムOSだとされます。
へぇー