1. 開発職は、開発テーマの達成を目標にはできない
[...]なかでも重要な成果は「開発テーマを達成する」ということです。しかし、これを営業の予算と同じく、目標とすることは好ましくありません。自主性を入れにくいからです。
また、顧客の都合や会社の都合でテーマやスケジュールは入れ替わるものですし、受注生産的な会社の場合それは頻繁に起こるはずです。その度ごとに目標管理シートを書き直していたのでは仕事になりません。開発日程管理や開発予算管理という役目は、開発計画書が果たしているはずです。
2. 開発業務のプロセスの向上目標を
開発テーマは頻繁に変わったとしても、開発プロセスは共通な場合が多いはずです。以下のようなプロセスに着目させると効果的です。担当している業務の生産性を向上させ、ミスを減らす、質を向上する、納期・タイムラグを短縮する、というようなものを目標に取り込むのが相応しいでしょう。
・開発テーマ企画・仕様打ち合わせ・仕様確認・基本設計
・概略設計・詳細設計・プログラミング・デバック・最終検査
・外注先の管理・販売支援用技術資料の整備
・販売支援(営業同行)・技術セミナー開催
・技術サービス、サポート・技術の標準化
微妙に定量化が難しいものが多いような。
数値目標を出しにくいものは達成率を判定しづらい問題があるのだが。