ドメインの分析はイベントストーミングで行うべし、というところから始まっていて、DDD の実践書としてコンパクトながらよくまとまっている。DDD の入門という観点でもよさそう。
結局この本で言っている Functional とは
- 静的な代数的データ型を駆使してモデリングすることと、
- 不変なデータと副作用のない関数に基づいてワークフローを実装すること
ということのようである。
分析を経て得られたドメインモデルを、型を通じてモデリングしていく。ここではとくに直和型が重要な働きを持っていて、これを使うことで違うものを違うものとして表現できる。「ありえない状態はそもそも表現できないようにする(Making Illigal States Unrepresentable In Our Domain)」というのが大方針だ。