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エンジニアに知識として足りないのは自分達が作っている商品としての成果物にかかるコストが人件費も含めて...

エンジニアに知識として足りないのは自分達が作っている商品としての成果物にかかるコストが人件費も含めていくらかかるという具体的な感覚と、自分達が顧客と考えている市場規模、そしてそこからいくら取れるのかという部分、そして顧客からお金を貰って自分達はモノを作ってるという意識だと思う。

@komitsubo

顧客から作り手が正しいと思う対価を貰う為には顧客にその価値の正当性を伝える必要があるのは商売としての根本部分であってここは今の所大きな変化はない。価値を提示できそれが妥当だと判断されれば顧客はお金を出すし、提示できなければ正しく価値提示をできる所に流れる。世の中はシンプルだ。

@komitsubo

事にソフトウェアエンジニアが自分達の仕事が作ってみなければ価値を伝える事ができないというのであればそういうビジネスモデルを作っていくしかない。ただその場合は作り手の企業としては相応のリスクを伴う。そりゃそうだ。相手からしたら自分達の希望の物が最後までその価格が見えないんだから。

@komitsubo

そんな状態では相手は作り手側にお金を最初から渡すなんて事はできない。永遠に増額を要求する可能性がある企業に対してお金を払うなんて話は当然出す側の企業内で簡単に通らない。結果それなりのものをそれなりの時間と価格で提供できるという企業にお金は落ちていく。

@komitsubo

もしソフトウェアに違いがあるとすればそれは色んな業界で作っている顧客への提示のサンプルがリッチだと言うだけである。その一方でそのサンプルを作る為のコストは当然高くなる。しかし顧客はサンプルを見て依頼するか決めるのであればそこのお金はサンプルを作る企業持ちになる。そりゃそうだ。

@komitsubo

お金を払う側は当然いくつもの会社に依頼をかけて最終的に適切だと顧客側が思う企業にお金を落とす。その為にはでもサンプルだけでは当然ダメで、それはあくまでも一部。実際は全体像も費用も全部見積もられてそれとセットで初めて顧客は期待値を満たしているかどうかの価値判断をする。

@komitsubo

そういう観点で考えた場合、コードは顧客に提示する図面にはあたらないよねと個人的には思う。コードは顧客に提示した所で理解されないから。ビジネスで考えたらコード自体に価値はない。フロントエンドのサンプルを作る道具でしかない。

@komitsubo

そしてサンプルも顧客にとって全体を把握する道具にはならない。ソフトウェアはUXだけ見ればわかるものではないから。結局の所、コードは図面にならないと言っている人は顧客を獲得する為の観点で、コードが図面でビルドが組み立てと言っている人達は顧客から仕事の受注後の話をしているのかなと思う。

@komitsubo

どちらにしても、ソフトウェアも何だかの方法で顧客に対して正当な対価であると納得させる方法は必要でもし受注の前にサンプルだけを作って見せると言う手段だけでいくなら正直双方ハイリスクな商談なのであまり好まれないだろうなと思う。規模の大きい案件なら尚更そうだよねと思う今日この頃です。

@komitsubo

そういう意味では最近のソフトウェアエンジニアのマジョリティはITソフトウェアエンジニアって事で、Webベースかスマホなどのフロントエンドがあるからそういう思想になるのかもなぁと思う。組み込み系だと物理UX、基幹系だとそこは本質じゃないのでサンプルって簡単じゃないんだよなぁ。

@komitsubo