すべてのIT企業は肝に命じてもらいたい。
仕事が忙しくて無理する状況になってしまうのは避けられないこともある。
でもそのときにエンジニアが「なにくそ!」と頑張れるのは、社長や執行役員含め会社としてのチームメンバーが「いい人」だった場合に限るからな。
「嫌な奴」だと、
「まー、あんなクソどものために無理して頑張ることないよね」と最後の踏ん張りが効かなくなる。
会社の成長は大いに結構。
だが、実際に手を動かすのは感情が乗った人間。
会社と労働者は、ただの契約で繋がった赤の他人。
他人のために命を張る筋合いはそもそもないんです。
良い人たちがいる案件だと、むっちゃ忙しい時期に何を思うか。
「チームのみんな(もしくは特定の誰か)のためにガチでやってやんぜ!」となるんです。
システムのユーザーや株主のためじゃない。
会社の評価のためでもなく金のためでもじゃない。
一緒に頑張る仲間のために頑張るんです。
これがわかってない企業が多すぎる。
今まで17案件くらい関わってきましたが、そう思わせた案件は2件だけです。
ソフトウェア開発って案外感情労働の側面が強いものなのだ。