一般的な知名度は無いが、自由なソフトウェアやオープンソース・ソフトウェアの開発で数十年に渡り活躍してきたような大ベテランが、昔なら大目に見られていたような社会性の欠落が災いしてプロジェクトを逐われる、というのをいくつか見かけたが、時代の変化をしみじみ感じるなあ
いわばオープンソースにおける無法者、カウボーイの時代の終焉だな。基本的には良いことだと思うけど、ああいう変人奇人だったから金にもならないのにああいうコードがこつこつ書けた、というのは否定できないとも思うんだけどな。でもやるんだよ精神だな(わらい
俺は我ながら割と社会性があるというか妥協できる性格でつくづく良かったな(わらい 妥協できない人はうらやましいとも思うけど、生きづらいね
RMSがOSFから追い出されたり、リーナスが暴言を控えるようになったりみたいな話。
懸念するのは、強い個性と技術力と執念による一点突破のブレイクスルーが起きづらくなるのではという点。
革新的なソフトウェアは社会性が欠落した狂人が作ってきた事例が多く、社会性を備えた(良くも悪くも)協調性の高いエンジニアに革新性のあるソフトウェアが作れるのか? については疑問がある。
ソフトウェア開発は未だ職人技の側面を強く残しているので、凡庸なエンジニアをどれほど集めても意味がない事は現状否定できない。
ソフトウェア開発にポリコレを求めた結果、「異能」と言ってもよいエンジニア達の能力と成果をスポイルするのであれば、人類の進歩を妨げるという点でポリコレは明確に不要で害悪である。