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アンチハラスメントポリシーへの逸脱に対する対応方針をまとめました

そしてどんな高邁な理想がポリシーに具現化していても、運用というやつがあるわけです。実際にそのポリシーが効力を発揮して、役に立っていなければ、TDDの考え方をよくお分かりの方であれば、テストに失敗するわけです。まず失敗させることも重要だし、それに対応して常にグリーン(正常)を確認する作業が一番重要で、それがなければ改善しても価値がない(コストだけがかかる)。なので、アタックしていただくことは重要だし、それに対して我々は適切な運用を生み出していけるわけだと思うんです。

[...]11月に行われたスクラムフェス札幌にて、ハラスメント行為の被害を受けている、というご報告をいただきまして、その対応を札幌実行委員の方で行いました。具体的には報告の方から詳しくご事情を聴き、また、どうしたらよいかを話し合うということをしています。また今回については直接ハラスメント行為の当事者(加害者側)の方にもコンタクトして、お話をさせていただきました。加害者側の方にハラスメントの認識はないと思われるので、本件は被害者側がそうとらえている、という事実をお伝えすることがまず解決や再発防止への一歩目になるのではないかと考えております。

謝罪については、基本的にお断りすることにしました。私が理解する限りで、以下ような意見があり、こうした結論に至っています。

  • 実行委員およびスタッフに運用上の過失があったとは認めがたいこと。
  • 「ともかく代表者が謝る」という行為ではアンチハラスメントの目標が達成できるとは思えないこと。
  • (この点は単に実行委員の文化的背景に過ぎないので皆さんに同意を求めるものではないですが、) スクラムの重要な文化は、自己組織化・自己管理だと考えているので、それに照らしても、代表者等の謝罪、というのは適切な処置とは思えない。むしろ一般的には問題をうやむやにする行為に近いのではないだろうか、という気がかり。

今回のハラスメント行為のご報告について、一同、心を痛めております。また必要と考えられる対応も、実行委員の負担を考えながら、できる範囲で行ったつもりです。

報告者のプライバシー保護の観点から、個別の事象は公開しませんが、ポリシー運用に関する一般的な対応については議論を行い、各実行委員の代表者の方の同意をおおむねいただきました。

予想外の不誠実さにドン引きなのだが。

要約すると、

いや、運用が上手く行かないこともあるとか失敗がどうとかはどうでもいいし、言い訳だろう。

加害者に悪意があったかどうかも関係なく、社会通念に照らしてハラスメントであるかどうかを考えるのが筋だろ。

その上でハラスメントであるなら加害者に詫びを入れさせる、ハラスメントでないと考えるならその根拠を説明するみたいなムーブが必要。

運営が動揺するから〜とか負担が増えるから〜とか、我々に瑕疵は無かったんで〜みたいな保身的な話に終始しているに過ぎない。

運営も手弁当でやってるイベントではあるとは言え、流石にこれはレベルが低すぎるのではないか。

身内の「いい感じの空気感」を壊したくないからナァナァにやっているんじゃないのか。

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