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Galaxy S23はAndroid OSだけで60GB以上を占有することが判明、Windows 11の2倍に相当

このことについてニュースサイトのArs Technicaは、Samsungのソフトウェア部門はコードの品質が低く、変更点がわずかであってもAndroid全体に適用するような更新ファイルを出すことや、Samsungは独自のエコシステムを形成しているかのような体裁を取っていて、契約上、Samsungエコシステム内でもGoogleのアプリを含める義務があるためにGoogleのエコシステムとSamsungのエコシステムで二重に同じアプリがインストールされていて削除不可能であることを理由として挙げています。

このほかに、デバイス内のスペースを「クラップウェア」と呼ばれる迷惑アプリ経由で販売していることも要因だとのことで、クラップウェア経由で販売されるスペースの容量は国や事業者によって異なるため、個々人により使用されている容量が異なるという結果になっています。Ars Technicaのロン・アマデオ氏は、Galaxy S23 Ultraがクラップウェア用に確保している容量を最大で1TBだと報告しています。

なお、平均して60GBを占めるSamsungのシステムファイルですが、機能としては15GBほどのPixel 7に劣っていると指摘されています。たとえば、2016年にAndroid 7で導入されたA/B(シームレス)システムアップデートに用いられるパーティション機能をSamsungは主要OEMで唯一実装していないため、システムアップデート時に通常ならバックグラウンドOSに切り替えることで更新時のダウンタイムを30秒の再起動のみに抑えていますが、Samsung端末は再起動を含めて30分のダウンタイムが発生するとのことです。

可能なら独自OSに移行したいだろうし、色々やってるのだろう