「要領よく覚えたら、すぐに忘れる。とにかく基本をしっかり覚える。そうすれば、あとはいくらでも覚えられる。」宮大工、西岡棟梁の言葉。
オブジェクト指向設計の文脈では、しっかり覚えるべき基本は「型」という考え方なんだろうな。
値の集合+操作の集合を定義する。特に、操作(やりたいこと)の集合として、データ型を表現するデータの抽象化。
「型」という考え方さえ身につけば、オブジェクト指向の他の概念は自然にわかるようになる。
「型」といっても、基本的な関心ごとは、数量と金額と日付。あとはサブタイプというか分類の構造。そういう関心ごとにどんな判断/加工/計算したいのかを整理すれば良い。
ドメインオブジェクトの「型」を設計するとは、そういうこと。