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メモアプリ「Evernote」がスタッフのほぼ全員を解雇したとのうわさが流れる

2022年には、動画編集アプリの「Splice」や画像補正アプリの「Remini」などを手がけるヨーロッパの大手IT企業「Bending Spoons」がEvernoteを買収することを発表していました。その際、Bending Spoonsのルカ・フェラーリCEOは「Evernoteをさらに進化させられるよう、今後も精進を重ねてまいります」と述べ、Evernoteのサービスが継続されることを明らかにしていました。

一方で2023年2月にBending SpoonsはEvernoteの従業員129名を解雇したことが報じられています。海外メディアのTechCrunchに対してEvernoteの広報担当者は、「同社は何年もの間経営状況が芳しくなく、このままでは長期的な経営は不可能でした。そのため、従業員の解雇は避けられない決断でした」と述べています。

相次ぐ従業員の解雇や値上げが行われる中で、2023年7月6日、Hacker Newsに「Evernoteの残りの従業員のほぼ全員が解雇されました」とのスレッドが立てられました。スレッドを立てたbaron816というユーザーは「Evernoteの事業を引き継いだBending Spoonsは、サービスの料金を引き上げ、得た収益は新機能の拡大に使用する予定であることをユーザーに伝えていますが、従業員がいない状況でその予定をどのように遂行するのかは、私が知りたいくらいです」と述べています。また「まだEvernoteを使用している場合は、使用をやめるいいタイミングです」と忠告しています。

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