/note/tech

NEC、「標準的GPU 1基で動く」世界トップクラスの日本語LLM

NECは、わずか130億パラメータで世界トップクラスの日本語性能を有するという大規模言語モデル(LLM)を開発したと発表した。標準的なGPU 1枚を装備したサーバー動作可能と謳っている。

ChatGPTにより生成AIの1つであるLLMは注目を集めつつあるが、既存のLLMのほとんどは英語を中心に学習されているため、高い日本語性能を有しつつ、各業種の業務で活用できるカスタマイズ対応のLLMはほぼない状況だった。今回NECは、LLM性能はパラメータサイズだけでなく、学習に使われた高品質なデータの量や学習時間にも左右されることに着目。多量のデータと膨大な計算時間をかけることで高い性能を実現した。

ほかのLLMでは多数のGPUを必要とするのに対し、NECのLLMはパラメータ数を130億に抑えており、GPUを1枚搭載した標準的なサーバーで動作可能としており、業務アプリケーションがレスポンスよく動作し、消費電力やサーバーのコストを抑えられる。さらに、短期間で容易に構築可能で、オンプレミス環境でも動作できるため秘匿性の高い業務でも安心としている。

やっぱりモデルは契約しないと使わせてくれないか。